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【合同誌】しましまグラデーション-ジェンダーとセクシャリティについての、個人的なおしゃべり-

¥1,650 税込

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◆松村早希子責任編集

男女のボーダー=しましまに見えてる性別も、よーく目を凝らして見ると実はグラデーションなんじゃない?
私たちが今感じる「ジェンダーとセクシャリティ」をテーマに、友だちとおしゃべりするように綴った合同誌。

私がこれまでの人生で出会ってきた、その生き方と作品を敬愛する方々、このテーマについて自由に書いてほしいと思う皆さまにご参加いただき完成しました。

B5判 / 46P / 全カラー

◆参加
青柳麻美 (HORA AUDIO)
Are you me あゆみ (限界シングルマザー)
出雲にっき (ひだりききクラブ)
池田智 (ライター)
小田富美子 (コラージュアーティスト)
上岡磨奈 (社会学研究者)
黒井ひとみ (ストリッパー)
シマダマユミ (TRASH-UP!!代表)
すずめ園 (ひだりききクラブ)
わかすぎ雨魚 (画家)
(敬称略、五十音順)

◆デザイン
圓羽山圓 (蛍光資料)

***

(『はじめに』より)

ずっと女の子の顔を絵に描いて、女性アイドルの現場に通い、かわいい子大好き!と言ってばかりいたので、私は度々「(女の子が好きなら)レズビアンなのか」と尋ねられ、「いや、そうじゃないんだけど…」と答えてきました。その「…」とは何なのか、考え続けています。

5年前に現行の婚姻制度に則って夫と結婚してから、《奥さん/お嫁さん》と呼ばれ、社会の中で歴然と《異性愛者の女》として扱われることが多くなりました。
また、自分自身は性別違和はなく、既存のカテゴリーにおいてはシスジェンダー/ヘテロセクシャル女性です。
しかし、実際の性別は男女2種類にくっきりと分かれるのではなく、グラデーション状であると幼い頃から感じており、その違和感をきちんと形にしてみようと、この合同誌を企画しました。

しましま模様の猫は、その毛の一本一本が縞模様になっていて、夥しい数の縞々が集まり一匹の体の模様を形成しています。
男女のボーダーでできているように見えるこの社会における性別の概念も、一人ひとりを深く見つめると、その一人の中でも性自認を超えてグラデーションになっているのではないか。
たった一本の猫の毛を見つめるようにして、自分の中の性別という縞々を見つめなおしたい、という意志をこのタイトルに込めました。

普段から色々なものごとについてお喋りしている友達や、敬愛するアーティスト・パフォーマーの方々のお力を借りて、自分1人では行けない場所まで行ってみたい、この方々ならきっとそこまで連れて行ってくれるという希望と、自分が見たいものを作りたい!という欲望のもと、寄稿者の皆様にお声がけしました。
《自分もしくは「推し」のジェンダーとセクシャリティについて》
という、本来なら長時間かけてオファーすべきテーマを突然に問いかけた私に、2022年の今この瞬間に思うこと・感じていることを瞬発力でガツンと撃ち返してくださった皆様に、感謝いたします!
また、このテーマを考えるきっかけをくれた一冊
『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』(青弓社/2022年)
編著者、上岡磨奈さんに、多大なるご協力・ご助言を頂きました。

性別についてオープンにするべき・オープンにするほうがよい、という意図は全くありません。
ただ話したいことを話したい時に、話したい人と語り合える世の中であってほしいと願っています。

2022年 秋の日に
松村早希子

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